私には学年で言うと2学年差で、
年齢で言うと2歳も離れていない子供が2人おります。
一人で二人を連れてお出かけするのは、親も体力と気力が必要で極力遠出は夫の手がある土日にしています。
とは言え、土日以外にお出かけをしないのも可哀想だし平日の方がどこも空いています。
綺麗な魚とイルカショーが観れる「アクアパーク」(品川プリンスホテルに併設されています)が子供のお気に入りで年間パスポートを買っていました。
以前、土曜日に行った事はあったのですが、とても混んでいてうまく観て回る事が出来ませんでした。
乗り換えなしで電車で数駅で着くし…
ママ一人だって子供に楽しい思いをさせてあげたい!!
という思いから、一人で二人を連れて平日の水族館に行くことを決断しました。
その時は、下の子が1歳で上の子が3歳。
歩くのが大好きな上の子は、ベビーカーに乗りたがりません。
「ちゃんと歩く」と約束してくれたので上の子は歩いて行くことに。
(休憩は挟みましたが、自宅に帰宅するまで歩いてくれました!)
下の子をベビーカーに乗せて、抱っこ紐を持参して行くことにしました。
電車に乗る
乗り降りする時は立って待つ上の子に、「ちょっと待っててね」と言う言葉掛けを敢えていつもより大声で私は言います。
これは本人にちゃんと聞いてもらうということもあるのですが、周りの大人に小さい子がいますというアピールをしている意味合いの方が強いです。
バギーはホームでブレーキをかけて、先に上の子を抱っこして電車に乗車させます。
そこで立って待たせる時には大きな声で
「ママすぐに乗るからね!ベビーカー乗せるから動かないでね!!」
と伝えています。
すると一緒に乗り込む人も気にかけてくれて、様子を見てくれたり後から慌てて降りる人なども小さい子供に気がついて避けてくれるので安心できます。
「ママすぐに来るから一緒に待っていようね」と優しく語りかけてくれる人までいます。
こんな優しさに触れると、とても温かい気持ちになり感謝しかありません。
子供が小さいのだから、車で行くという方法もあると思います。
けれど、駐車場料金が高くてお金が続きません。
やはり公共交通機関を利用したいというのが本音です。
事件が起こる
電車に乗る時はベビーカーもそのままでOKの場所を選ぶようにしています。
その日は空いている電車でした。
上の子を電車に乗せてから、ベビーカーをひいて私も一緒に乗車しました。
他の人の乗車の邪魔にならないようにと乗り込んだら一先ず奥に進みました。
無事に乗れたことに一安心。
今度はバギーが邪魔にならないように方向転換をしようとしたその時…
20〜30代くらいの男性に「邪魔でーす」と大声で何度も言われてとても悲しい気持ちになりました。
慌ててすぐにバギーをズラしたけれど、ワザとバギーにぶつかって通り過ぎて行く男性。
大きく斜めに傾くバギー。
そして近くにいた高齢の女性からは、「言い方は悪かったけど、ベビーカーで来たあなたが悪いわ。」と言われました。
平日の日中で人も10数人しか乗っていない広々とした車内。
それでもベビーカーで来たら悪いのでしょうか…
抱っこ紐で10数キロの下の子を抱き、
オムツや飲み物、オモチャ、ご機嫌とりのお菓子などで膨れ上がった数キロある大量の荷物を抱えて…
お兄ちゃんだって疲れたら抱っこを要求し兼ねない状況。
以前、自動車に跳ねらた事があり腰痛の持病があることもあり長時間の抱っこは腰が砕けそうになります。
ベビーカーなしには、さすがに身動きがとれない状況です。
ベビーカーで電車に乗り込んですぐに、ハジに寄せられなかった私が悪かったのかもしれない。
ただ、二人連れてようやく電車に乗れたことに安堵した少しの瞬間さえ待っては頂けないのでしょうか。
バギーを倒しかけてまで、電車の車両を急いで変更しないといけないのだろうか…と思ってしまいました。
お願い
ベビーカーの電車乗車問題は社会問題となっています。
それは分かってママ達は電車に乗り込んでいます。
人それぞれに理由があって乗っています。
その分、かなり気を遣って乗っているママが多いことも知って頂きたいです。
そんな横柄な態度で乗ろうとは思わないし、出来たら空いている時間に乗りたい。
けれど、遠方勤務で保育園も遠いワーママだったら朝早くに電車に乗らないと行けない人もいます。
これはママに問題があるのではなく、そんな勤務体系をとっている日本社会に問題があるのではないでしょうか。
- 泣いたらどうしよう…
- ベビーカーで人に迷惑をかけたらどうしよう…
そんな不安を抱えて電車に乗っているママが大勢います。
だけど、保育園もあったら荷物だってたくさんあるし、歩かせていたら時間もかかる。
抱っこ紐で毎日大量の荷物と10キロ前後の子供を抱えて通勤するのは、さすがに辛すぎます。
ベビーカーで乗り込む人がいても、はなから冷たい視線を送るのはやめて頂きたいです。
その人が人として迷惑をかけた時には、叱責する事もやむを得ないかもしれません。
ただママ達は不安な気持ちと、助けて頂く周囲の方に常に感謝の気持ちをもって電車に乗っていることを知って頂きたいです。
一人で生活をしている時には気がつかなかったけれど、子供がいるからこそ日々、人の優しさに救われて生活しています。
乗せているのは大切な命で、
これから日本を支えてくれる宝です。
皆んなで子供を見守り、育てていける社会ができたら素敵ですね。